志望校に合格するために必要なことは「成績を上げる」ことです。当たり前ですが、これが実現されない限り、合格はあり得ません。
成績を上げるために必要なステップは4つあると考えています。
①自分自身で課題を発見し、解決できる
②分かりやすい授業の提供、具体的な課題指示、分からない問題を誰かに聞ける
③家庭で勉強する習慣をつくる
④勉強することは必要なものだと思っている
①→②→③→④の順に重要度は増します。
②~③をクリアしている場合は、
塾で受験に関する情報を収集する、
模試を受けて学校内ではなく、その地域での自分の立ち位置を確認するのが目的になると思います。
例1
・勉強に対するやる気はある。
・与えられた課題は進んでする。
このような生徒は③と④は達成しているので、塾で②の指導を受けるだけで成績は上がります。最終的に①が達成されれば、あとは自分1人で課題を突破できるようになります。
受験勉強には濃淡があり、重点的に勉強する必要がある単元とそうではない単元が存在します。その点を教えるだけでも合格はかなり近づきます。
例2
・勉強はやらないといけないと思っている。
・学校の宿題など最低限のことはするが、基本的には家で勉強しない。
こちらのパターンは③を正し、②を提供するという手順が必要になります。生活習慣を整えるには、「授業がある曜日以外にも、自習のために塾にくる」などのある程度の強制が必要になります。そして、塾への送迎などご家庭のご協力も不可欠です。
また、生活パターン表の作成も欠かせません。生活パターン表に関してはこちらをご覧下さい。生活習慣が整うまで生徒面談を繰り返して生徒と向き合って指導していきます。
例3
・そもそも勉強をする意味が分からない。
・主体的に勉強する姿勢がない
この状態のまま分かりやすい授業を提供しても、具体的な指示を出しても、生活習慣を整えようとしても何も響かないと思われます。まさに「焼け石に水」状態です。「水」を「お湯」にかえたり、「お茶」にかえたりしたところで根本的な解決にはなりません。『焼け石』を『スポンジ』に変える必要があります。
保護者の方が半ば無理やりに塾に入れようとする場合がありますが、そのようなときは、上記の例に当てはまる場合が多いです。
俊塾ではこのような場合、入塾の前に必ず生徒面談をします。
・何をしているときが楽しいか。
・勉強を嫌いになったきっかけはあるのか。その時期は。
・どんなときにやる気が出るか。
・何かに打ち込んだ経験はあるか。
など、生徒によって質問内容はかなり変わりますが、内面についてじっくり話し合います。時には家庭環境にも踏み込みます。
生徒面談を通じて、勉強する意味や塾に通うことを納得してもらえれば、一緒に頑張っていくことになりますが、残念ながらお断りする場合もあります。
塾へ入塾させる大半の目的は「成績を上げる」、「志望校に合格させる」というものだと思いますが、それを実現するためには、塾に来て、授業を受けて、宿題をするだけでは達成されません。生徒自らが『勉強したい』という気持ちを持つことが何よりも重要です。
物事を主体的に取り組む姿勢さえあれば、取り組む内容が勉強→仕事、子育てなど、年齢を追うごとに変化しても対応できると我々は考えてます。
このように俊塾では、志望校に合格する過程を大切にし、日々の学習指導、進路指導を行っています。
これらの指導の他に「志望校判定テスト→面談」という学習アドバイスも定期的に行います。面談では、模擬テストの結果を受けて、次の学習計画を具体的に立てていきます。また、普段の授業や特別授業などで高校や大学の進学情報の提供、現在の社会がどのような状況なのかなど勉強以外に進路選択する上で、必要な情報を提供していきます。